自分の時代は、ひらがなは小学校で先生に教えてもらうものだと思っていました。しかし、自身が親となり子どもを育ててみると、3歳頃からひらがなが読めるじゃないですか。子育て本を調べたり、先輩ママに聞いたり、自分たちの二人の子どもに実践したことをまとめてみました。
Contents
「ひらがな」への興味を引こう
うちの子たちは、絵本の読み聞かせが最も文字にふれる機会になっていたと思います。子どもの興味を引くためには、ふだんから大人が文字を便利に使う姿を見せたり、手紙を書いて、読んであげたりするのもいいみたいです。ひらがなの習得は、教えるのではなく、「読みたい!」という気持ちにさせる大人のサポートが大切です。
使った道具と関わり方
「あっちゃんあがつく」絵本
食べ物の名前の頭文字で、ひらがなを表現してくれています。例えば、“あ”は、かわいいおいしそうなアイスクリームの絵と「あっちゃんあがつくあいすくりーむ」とはやし歌がついています。読み聞かせから始めて、次第に親子一緒に口ずさむようになりました。持ち運びやすいサイズで、新幹線などの長距離移動時に活躍してくれました。
ひらがなポスター
お風呂に貼れるポスターを使っています。はじめはポスターにえがかれた絵を使って、「ありの“あ”はどこだ」とクイズをだしていました。その後は家族や友達の名前などで問題をだすようにしています。
ひらがな積み木
基本はポスターと同じですが、積み木は並び変えが可能です。積み木を並べて子どもや家族の名前を作ったり、ばらばらにして、文字を探すゲームをしています。
アンパンマン音声図鑑
付属ペンで「絵」「文字」をタッチするとペンから「言葉」が出るものです。文字が読めなくても「音声」で説明してくれる優れもの!最初は親が一緒にやっていましたが、途中からはひとりでも楽しく遊べています。
練習帳 100均
ある程度ひらがなが読めるようになってから使いはじめました。大きな文字が書いてあるので、指で文字をなぞり書き順を学習することができます。
アプリ
いろいろなアプリがありますが、「にほんご‐ひらがな」という無料アプリがおすすめです。書き順の確認が出来、かるたゲームもあり楽しく遊び感覚で行えますよ。スマホの画面だと少し小さく感じたので、うちではタブレットを使用しています。
アンパンマンお絵描きボード
紙もいらないし、部屋も汚れません。スタンプもついていて何度もかけますよ。初めはパパ・ママが絵を描いて見せてあげるところから始めました。絵が苦手だったパパもアンパン、バイキンマン、カレーパンマン、ドキンちゃんなど主要メンバーが描けるようになりました(笑)。描いて1歳の誕生日にじいちゃんに買ってもらい、年長・5歳になっても現役で活躍してくれていますよ。
子どもに手紙を書く
もらってうれしい。文字が読めてうれしい。文字が書けてうれしい。手紙を渡した相手が喜んでくれてうれしい。たくさんのうれしいを感じることができます。はじめは、もらってうれしいだけでしたが、年中になり、おじいちゃん・おばあちゃん、いとこや園のともだちにメッセージ程度の手紙が書けるようになりました。
ひらがなが学習のメリット
文字が「読めた」、「書けた」とできることが増えるため、子ども自身の自己肯定感が向上します。
見た情報・聞いた情報に「文字情報」が加わるので、記憶力の向上にもつながります。
えんぴつを持つ練習が箸操作の練習につながります。
自分の持ち物に書いた名前が読めるので、名前を見て自分のものか判断できるようになります。そのため、園で同じ物を持っているお子さんとの取違などが少なくなります。
みんなの文字学習事情
・年少入園時にひらがなが読める子はほとんどいません。50音がほぼ読める子が10%程度で、読めない子が50%以上です。
・文字学習は、スタートが遅くても小学校以降の力ほぼ変わらないというデータがあります。
・先輩ママ達は書く練習を始めるのが良いとされる4歳頃から始めたという人が多いです。
・多くの学習教材が、
年少:よみ
年中:よみ・書き
年長:書き順
で進めているように感じます。
まとめ
まずは「ひらがな」に興味を引きましょう。そのために、おもちゃ、
絵本、アプリをおおいに利用していいと思います。年少・3歳では読める子も、まだ興味でない子もいます。焦らず楽しく、まずは読みたい気持ちを育むために、家族一緒にひらがな学習を実践してみましょう。